平賀源内の墓、梅若伝説の妙亀塚の近くにあるお化け地蔵を見ました。
「お化け地蔵」の名は
・大きな笠をかぶり、その笠 が向きをかえたから
・高さが3m以上で、並はずれて大きいから
いくつかの伝承があるそうです。
このお地蔵様は享保6年(1721)の建立。
関東大震災で二つに折れたが、補修され、頭部も取りかえられています。
大きいお地蔵様です。柔和なお顔をされています。
手前のお地蔵様が子供のように見えます。
このあたりは総泉寺という禅寺の境内でした。
総泉寺は昭和4年に板橋区に移転しています。
お地蔵様の横にある供養塔は総泉寺が移転したときに建てられたと考えられています。
お地蔵様のかたわらにもう一つ石碑がありました。
「三界萬霊之塔 / 金町一家之碑」と刻まれています。ネットで調べると、これは金町一家というやくざのことで、三界萬霊は全ての霊を供養するという意味だそうです。
やくざの石碑があるのは意外でしたが、大きなお地蔵様がすべての人を見守ってくださっているのかもしれません。