姫路・石倉稲荷神社

姫路市石倉にある石倉稲荷神社におまいりしました。
ご祭神は須佐之男命と大歳の神です。

神社に登る石段の手前に、「石ノ鞍」という石があります。たしかに、鞍の形に見えないこともないですね。
この石は、江戸時代の地誌・播磨鑑に播磨の名所として書かれています。
昔、村人がこれを神様として大事に祀った時代があったということで、
神の世の 岩くらなれは 今の世の むかつき絶えぬ 里の諸人
という歌が添えられています。(姫路市Webマップより)
播磨鑑の著者は印南群(現加古川市)の医師・平野庸脩で、播磨の景勝地、地名、旧跡、風俗などが記されています。

石ノ鞍

神社は石段を登ったところにあります。
鳥居の朱色と松の緑、背景の青空がきれいでした。

石倉稲荷神社は大正13年にこの地に遷座されたようです。
境内の石垣と玉垣は平成15年(2003)に回収されたようですが、社殿は遷座された当時のものでしょうか。だいぶ古めいて見えました。