バス旅行で犬吠埼灯台を訪問しました。

犬吠埼灯台は明治7年(1874年)に初めて点灯した灯台で、設計・監督は「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人のリチャード・ヘンリー・ブラントンです。
位 置 北緯35度42分28秒、東経140度52分07秒
光 り 方 単閃白光(たんせんはっこう)
光の強さ 1,100,000カンデラ
光の届く距離 19.5海里(約36km)
高さ 地上から31m、水面から52m
さっそく登ってみました。99段のらせん階段が上へと続いています。

訪問した日は雨と強風に見舞われ、君ヶ浜には大きな波が打ち寄せていました。アメダスデータでは銚子の風速は5m/sほどでしたが、灯台の上は遮るものがないため、傘を差すのが危険なほどの強風が吹いていました。

敷地内にある資料展示館を見学しました。
犬吠埼灯台のことだけを展示した施設なのかと思っていましたが、予想に反して灯台全般について理解が深まる、とても充実した資料館でした。

展示されている国産第一号の大型一等レンズは高さ5メートル、重量13トンという大きさで、大正11年(1922年)から平成19年(2007年)まで沖ノ島灯台(福岡県)で使われました。大正時代に作られたレンズが、つい最近まで現役だったことに驚きました。

犬吠埼灯台を作ったブラントンは慶応4年(1868年)から日本に8年滞在して、26基の灯台、5ヶ所の灯竿、2艘の灯船などを建設したそうです。大忙しの毎日だったのではないかと思います。
また、フランス人技師のフランソワ・レオンス・ヴェルニーは慶応元年(1865年)に来日して、野島崎灯台などを建設しています。
日本の近代化にはこういった外国人技師の力が大きいですね。

犬吠埼灯台からは、山頂や離島を除き、日本本土で一番早い初日の出を見ることができます。
地図では納沙布岬などは犬吠埼灯台より東に位置するので、そちらの方が早い初日の出になるのかと思っていたのですが、地軸の傾きの影響で、元旦前後は犬吠埼が最も早い初日の出(6時46分)を迎えるそうです。

明治43年(1910年)に建てられ、平成20年(2008年)まで使われた霧笛舎は、霧で視界が悪いときに音(霧笛)で船に位置を知らせていました。
霧笛舎の中にはフランスから輸入された、犬吠埼灯台の初点灯時(明治7年)から使われた初代レンズが展示されています。このレンズも大きいです。

灯台は雨や風といった過酷な天候に耐え、長期間にわたり稼働し続けなければなりません。
それを可能にしているのは、設計や建造に携わった技術者、そして日夜メンテナンスを行ってくださっている方々の努力です。
私たちが安全に海を旅できるのも、こうした積み重ねのおかげだと改めて感じました。


















