加古川文化センターには博物館、プラネタリウム館、宇宙科学館、美術展示室があります。
今回は博物館を見学しました。
いろいろな展示があって、楽しい博物館です。特に古墳時代の資料が豊富でした。
加古川には溝之口遺跡など弥生時代の遺跡がたくさんあります。溝之口遺跡は今から約2000年前の弥生時代中期の遺跡です。
竪穴式住居の展示はリアルです。家には家族がいて、お父さんはやりを磨き、お母さんがかまどに火をくべています。その脇では子供が寝ていました。
行者塚古墳の模型がありました。祭りをおこなった造出(方形の壇)も再現されています。
人の人形から行者塚古墳の大きさがわかります。
人力だけでこんなに大きいものをよくぞ造ったと思います。
横穴式石室が展示されています。
これは模型ではなくて、本物の古墳でした。
加古川市平荘町にあった中山1号墳は、ダムが作られると水没するため、横穴式石室をここで展示することになったそうです。
加古川は播磨国風土記の世界では賀古郡と印南郡にあたります。
印南別嬢(いなみのわけいらつめ)をあんなにしつこく求めた景行天皇。この話から、加古川流域は重要な地域だったと考えられます。
印南別嬢もすごい美人だったのかもしれません。
展示は古代だけではなく中世、三木合戦の解説などと豊富です。
来てよかったと思いました。