縄文時代から平安時代までの住居跡、古墳がある加古川の宮山遺跡(みやまいせき)を訪問しました。
まずは宮山遺跡のお隣りにある上西条八幡神社にお参りしました。
上西条八幡神社
御祭神は品陀別命(ほんだわけのみこと)、息長足媛命(おきながたらしひめのかみ)です。
創建は応和二年(962)とされます。
秋には屋台が出て、祭りが行われるそうです。
宮山遺跡
上西条八幡神社の脇の方から坂を登っていきます。
ここは宮山農村公園となっていて、宮山遺跡はこの公園内にあります。
縄文時代後期の住居跡、弥生時代から平安時代の建物跡、古墳時代中期(5世紀)に造られた宮山大塚古墳と古墳時代後期(6〜7世紀)に造られた6基の古墳があります。
宮山大塚古墳を中心にして、縄文時代の住居跡、古墳が取り囲んでいます。
宮山大塚古墳は帆立貝の形をしています。周りに幅6mの堀があり、直径40m、高さ6mの大きさです。
古墳時代中期(5世紀)に造られました。
縄文時代の住居跡は草の背が高くて、よくわかりませんでした。
説明看板には次のように書かれていました。
ここには、縄文時代晩期の敷石式住居跡があります。
この住居跡は、昭和40年の発掘調査によって発見されたもので、宮山全域に渡ってこのような住居跡があったと考えられます。
その後古墳時代に入って、これらの住居があったところに古墳が造られました。
宮山遺跡は小さな丘になっていて、縄文時代から人が住み着いた地でした。
加古川にも近くて、水や食料を得ることができる便利な場所だったのでしょう。