有年原・田中遺跡公園を訪問しました。
ここでは弥生時代後期(西暦100年頃)の墓が2つあります。
1号墳丘墓は直径19m、2号墳丘墓は直径15mです。どちらにも周溝があります。
墳丘以外には、木棺の墓が集まった木棺墓群、祭りが行われたと考えられる祭祀土坑があります。
6基の木棺が見つかっています。現在の棺桶のように、持ち運びするものではなく、地面に埋め込むものだそうです。
死者の性別、出身地によって棺の向きが異なっている考えられています。
弥生時代には墳丘に葬られる人と木棺に葬られる人が選別されていたことがわかります。
有年は遺跡が多いところのようです。千種川の水運、稲作に適した土地があって、暮らしやすい場所だったと推測できます。