姫路飾東町めぐり

姫路市が発行している「文化財をたずねて」という散策ルートマップの「飾東町めぐり」を参考にして飾東町の大歳神社、八王子神社、八王子若王子神社にお参りしました。

大歳神社

御祭神は大歳神(オオトシノカミ)です。

文化七年(1810)に建立された鳥居は風化のため建て替えられていました。

拝殿にはたくさんの絵馬が奉納されていました。干支の絵馬が多いように思います。

住吉神社は正徳四年(1714)に建立されたもので、一間社流見世棚造り桧皮葺きの特徴を保っている貴重な社ということでした。

住吉神社

八王子神社

看板も何もなく、どこまで続くのか不安になる竹藪の中を通っていきました。

すると、ようやくお宮が現れました。

御祭神は伊弉諾命(イザナギノミコト)、伊弉冊命(イザナミノミコト)、大日靈尊(オオヒルメノミコト)。

こじんまりとした社殿は荒れた感じはなく、よく手入れされていました。

八王子神社がご鎮座されている場所は姫路セントラルパークに登っていく道のすぐ横でした。

八王子若王子神社

八王子若王子神社の御祭神は伊弉諾命(イザナギノミコト)、伊弉冊命(イザナミノミコト)、大日靈尊(オオヒルメノミコト)です。

散策ルートマップには高麗門の写真がありました。この高麗門は姫路城から移築されたものでした。
残念なことに、老朽化のため平成23年に撤去されていました。

姫路市教育委員会の説明板には次のように説明されていました。

神門は、高麗門とよばれる構造形式で、欅材の本柱(鏡柱)と控え柱が各二本あり、本柱の上に横木 (冠木) をわたし、腕木によって軒桁をささえ、これに切妻の屋根を置く。本柱と控柱は貫でつなぎ本柱筋の屋根に対して、直角に切妻の瓦葺き小屋根を架けた構造になっている。この神門はもと姫路城の城門で、明治初年に現在の地に移されたものだといわれている。

姫路市教育委員会の説明板

大歳神社の鳥居や八王子若王子神社の高麗門。
古いものを残すのは難しいことを改めて感じました。