姫路神社

姫路城内にある姫路神社。
神社のご祭神は姫路藩主酒井家の祖・酒井正親です。
寛延2年(1749)に前橋から姫路に入府して以来、明治4年(1871)の廃藩置県まで姫路藩主を務めた酒井家は善政をおこなったこともあり、姫路領民に慕われていたようです。
明治12年(1879)、領民(当時は四民)によって社殿が建設されたという説明がありました。

その後、昭和2年に姫路城内に遷座。
現在は酒井家の歴代藩主もおまつりされているそうです。

境内には酒井忠以(ただざね)公の像、太閤秀吉愛用の手水鉢がありました。
酒井忠以公は宗雅と号した芸術家でもありました。
絵画、茶、能などに才能があり、絵も残されています。また、忠以公の弟は琳派の画家・酒井抱一です。本物の殿様による殿様芸ですが、この域までいくと立派なアーティストだったのではないでしょうか。

酒井忠以公
太閤秀吉愛用の手水鉢

境内社として寸翁神社があります。
この神社には姫路の名家老・河合寸翁がおまつりされています。

寸翁神社は昭和32年に創建されたそうです。

寸翁神社
河合寸翁像