近江山近江寺

神戸市西区の近江寺にお参りしました。

法道仙人が大化2年(646)に開山したという歴史あるお寺です。
播磨西国三十三箇所霊場の第26番札所です。

県道83号線の道脇に近江寺の案内柱が立っています。
ここから自転車で走っていきました。

細い道を自転車で走っていきます。道幅が狭いので自動車だと大変だろうなと思います。
アップダウンの道を暫く走ると仁王門がありました。

孝徳天皇勅願とあります。

孝徳天皇は、645年 中大兄皇子が蘇我入鹿を殺す乙巳の変のあと、皇極天皇から攘夷されて即位されました。史上初めて元号を制定し、大化と名付けます。

大変な時代を治めた天皇です。

山門を超えてさらに細い道が続きます。
アップダウンを繰り返し進んでいくと、近江寺実相院に到着します。

更に奥に進みます。ここからは歩いていきました。

しばらく歩くと本堂に到着します。
本堂は羽柴秀吉の三木攻めで消失。寛文2年(1662)に再建されました。
立派な本堂です。

法道仙人開創1320年と墨書されています。すごい歴史です。

昔、このあたりはオミの里といわれ、新羅から逃れてきた百済の人たちが住み着いた所で、この付近では、仏教は大和(奈良)から伝わったものではなく、ここに住み着いた人たちがもともと信仰していたと考えられるそうです。

本堂の周りには色々な建物があります。

鐘楼と聖観世音菩薩像

観世音菩薩は、救いを求める人々の声を聞くとただちに救済してくれる慈悲深い菩薩様。
近江寺の本尊秘仏は60年に一度しか開帳されないので、ここに観世音菩薩の立像を建立してくれたようです。

護摩堂
阿弥陀堂

境内は静かで、信仰の歴史を感じました。