姫路野里・日吉神社

姫路市野里の日吉神社。境内の看板に神社の由緒が記されていました。

  • 承和元年(834)随願寺の鎮守として比叡山の山王神社から勧請されたといい山王権現と称した。
  • 天正の兵火で三木の別所長治によって消失。姫路藩主・池田輝政によって再建された。
  • 小児の夜泣き、かんの虫、ひきつけなど虫封じの神様として崇敬を受けた。
  • 明治元年(1868)日吉神社と改称された。

834年に創建されたようなので、すごく古い歴史があります。
そして、ここにも天正の兵火(織田・羽柴秀吉と三木・別所氏の戦い)の影響がありました。
ここは姫路城にも近く、ここまで三木勢が攻めてきていたというのは意外でした。天正の戦いは播磨全域で戦われ、織田・羽柴秀吉側が一方的に勝ち続けたわけではなかったようです。

社殿は大正9年に造営されたもので、狛犬は寛政9年(1797)、常夜灯は弘化3年(1846)と古い石造物が残っています。

西側の鳥居には山王の文字が刻まれていました。入ってすぐのところには鯛を抱えた恵比寿さまがおられました。

境内は大きくないですが、木々が大きく、神域という感じがする神社でした。