丹波山南・高座神社

サイクリングで丹波市山南町の高座神社(たかくらじんじゃ)におまいりしました。

高座神社の創建は丹波国造によるといわれています。
おまつりしているの高倉下命と経津主命、天火明命、健田背命、比賣命です。
それぞれ、次の説明がされていました。

  • 高倉下命(たかくらじのみこと):丹波、但馬国造の祖神。農業、林業を始め緒産業の守護、火除、開運の神様。
  • 経津主命(ふつふしのみこと):刀剣の霊力を司り、鎮魂と武勇の神。
  • 天火明命(あめほあかりのみこと):高倉下命の父。丹後一宮の神様。
  • 健田背命(たけだせのみこと):この地方を開発された丹波国造家の祖神。

高倉下命は神武天皇と一緒に東征の旅をしている神様。歴史の古さがうかがえます。

自転車で谷川駅から高倉神社までは約2km。快適に走ることができました。

途中、大きな石柱が建っていました。
高座神社の石鳥居の跡でした。

石鳥居の跡

鳥居をくぐり、境内に入っていくと大きな木があります。

フジキという木で、樹高20m、根本の太さは6.8mという大木です。
フジキは藤のような花を咲かせるそうです。マメ科で豆が取れるのですが、食べられるかどうかはわかりませんでした。

フジキの大木

古びた社殿は歴史を感じさせます。

元は別の場所にあったのを、弘治3年 (1557) に現在地に遷座したと伝えられています。
社殿は宝永2年 (1705) 建設されたもので、石鳥居は元禄6年 (1693) に建てられたものです。

社殿

本殿は国指定の文化財になっています。

拝殿から見る
本殿

文化遺産オンラインで調べると「丹波の近世神社本殿の中で最大級の大きさで、丹波の建築的特徴があり、独創的かつ地方色がある建物」ということでした。

氏子の力によって立派な本殿が建ち、ずっと守られてきたのですね。