柳原天神社

柳原天神社におまいりしました。

柳原天神社

昌泰4年(901)に菅原道真公が大宰府に左遷の途中、兵庫津に上陸し咲いていた梅をめでて
 風寒み 雪にまがへて 咲く花の 袖にぞうつれ 匂(にお)ふ梅が香
の歌を詠まれた。
菅原道真公が大宰府で亡くなられると、太宰府安楽寺の菅公廟から御分霊を迎え奉祀。
これが柳原天神社の創建と伝えられています。

社殿

神社の隣りには満福寺があります。このお寺は時宗2代目他阿上人が延慶元年(1308)に建立した寺で、明治初年の神仏分離令が発布されるまで満福寺の僧侶が奉仕していました。

満福寺入り口
満福寺

満福寺の山号は「梅松山」。兵庫輪田一帯に松と梅林の美しい景色が広がっていたので、この山号になったそうです。
松と梅といえば菅原道真公と縁が深い植物です。道真公が兵庫津に上陸されたときも松と梅の景色があったのでしょう。
約2km離れた長田中学校近くに菅公匂いの梅旧跡があります。

菅公匂いの梅旧跡
匂いの梅碑

今は海岸線はずっと南にありますが、昔はこのあたりが海岸線で、梅が咲いていたのかもしれません。