書写にある八王子神社にお参りしました。
神社にある説明看板によると次のことが記されています。
- 書写山を開基した性空上人が広峯神社の分霊を書写山鉢ヶ坪に迎えて王子権現と称した。
- ご祭神は素戔嗚尊と八柱御子神。
- 天正年間(1573〜1592)に、この神々を東坂の神籬(ひもろぎ)の空間に社殿を構えて遷座された。
文政13年(1830)の銘がある狛犬。出雲狛犬というものだそうです。
出雲狛犬を調べると次のことがわかりました。
- 米を運んだ北前船は独特の姿の狛犬を紀行する港の神社に奉納して航海の安全を祈った。
- 前足を曲げて跳躍しようとする勇壮な姿をしている。
- 出雲特産の来待石で作られている。
- 姫路にはここ八王子神社にしかない。
海から遠く離れた八王子神社に北前船で運ばれた出雲狛犬がいるのは不思議な感じがします。思いもよらないストーリーがあるのかもしれません。