阿保古墳群は阿保の百穴とも言われる古墳群で姫路古墳ロードの一つです。
古墳群は6〜7世紀に造られました。
東阿保古墳群と西阿保古墳群の2か所に分かれています。
東阿保古墳群に入るところに阿保古墳群の案内の石碑が建っています。
また、阿保古墳群東地区を示す姫路古墳ロードの看板もありました。
このまま進んでいくと竹に囲まれた古墳が見えてきました。
古墳は大きな石で組まれています。
次は阿保古墳群西地区へ移動します。細い道を玉勝稲荷神社の方へ行きます。
西地区を示す播磨古墳ロードの看板がありました。その奥の赤い鳥居は玉勝稲荷神社でした。阿保古墳群、阿保の百穴の碑が建っています。
道を進み、山の方に入っていくとたくさんの古墳があらわれます。
このまま行くと、麻生山に登っていくようです。麻生山に登るのはやめて玉勝稲荷神社の方へ行きました。
玉勝稲荷神社
木立に囲まれて神秘的な感じがしました。
石の鳥居、赤い鳥居をくぐって進んでいくと稲荷社があります。両脇の狐が怖い感じがします。
境内の中に大きな古墳があり、古墳の入り口に鳥居が建てられています。この古墳が阿保古墳群の第2号墳です。
古墳の入り口のところに鳥居が建てられています。古墳そのものが御神体になっていたのでしょう。
神社の横に正一位鷹森大神の石碑があり、脇にある穴は第3号墳の入り口でした。
階段を登っていくと多くの石碑があります。多くの神様が集まってきているのでしょうか。
次に玉勝稲荷神社のお隣の豊川稲荷神社に行きました。
豊川稲荷神社
豊川稲荷神社のご祭神は豊川稲荷大明神です。豊川稲荷大明神は若宇賀能賣命と出雲大明神を総称されております。さらに、若宇賀能賣命は宇賀魂命と大気津媛命の総称であり、出雲大明神は大国主命と御穂津媛命の総称とのことです。
正面に豊川稲荷神社があり隣に祖道神社が建っています。
祖道神社のご祭神は祖道大神で、天之御中主神、國常立尊、天照大御神、石上大神、宗賢大神、細目命を総称されています。
境内に古墳があります。
阿保古墳群の1号墳ということですが、花壇のような感じでした。
また、龍王八龍破地(りゅうおうはらわち)大神を祀った祠がありました。
姫路の北、福崎の方にも龍王八龍破地神社があるようです。
龍王八龍破地大神の物語として以下が記されていました。
今より三千百五十有余年の昔、産生の大神の分霊として近江国鞍馬山のせせらぎにおいて病気に苦しみ病める世の人々のため、頭が八つ尾が八つの龍を使者として業に業を続けて八龍破地大神と成り給うそれより後は立ち代わり入れ代わり神を信じる人に神通力を与えましまして言葉にふれ骨にふれ給いて世の人々の止める苦しみよりお救いいただけます。
説明の石碑より
玉勝稲荷神社の境内にある古墳は迫力がありました。古墳そのものが御神体として崇められていたのがわかりました。