林田八幡神社は寛平五年(893)、林田八カ村の有志36人が京都の石清水八幡宮から八幡の神を勧請して創建したと伝わる神社です。非常に古い歴史を持っています。
また、武将たちからも崇敬を集めています。
- 延元元年(1336)、新田義貞が戦勝を祈願して「神祇」の二大文字額を納めた。
- 江戸時代には池田輝政が当社を敬い、木製の高麗狗二躯を奏納した。
- 林田藩主の建部氏は明治維新まで当社を産土神とし、強く崇敬し石灯燈を奉納した。
さらに、源頼朝、赤松円心、羽柴秀吉からも崇敬を集めたと伝えられています。
すごい武将たちです。
参道を歩いていくと鳥居に突き当たります
続いて神門があらわれ、社殿が見えてきます。
多くの絵馬が飾られています。どの絵も古そうです。
建部藩主が寄贈した石灯籠が建っています。林田藩主建部家は八幡神社を産土神、祈願所として熱く崇敬しました。この石灯籠は三代藩主・建部政宇が正徳四年(1714)、七代藩主・政賢が享和二年(1802)、八代藩主・政醇が天保九年(1838)に寄進したものです。
神社を囲む木々の雰囲気、古い絵馬など、素晴らしい神社だと感じました。