姫路・高岳神社

蛤山に鎮座なさる高岳神社にお参りしました。
この神社には蛤岩という巨石があります。

この神社は創建がたいへん古い神社の一つです。
道路を挟んで立つ等々の脇にある由緒の碑には「往古の昔瀬戸内海が書写山の麓まで海に満ちていた」と書かれていました。
また、手水舎のところの由緒碑には「延暦元年(782)坂上田村麻呂が紙幣を奉った」との記述があります。
もともとは八丈岩山に鎮座されていたようです。

この石段を登っていくと、社殿が見えてきます。

途中には金刀比羅宮や神馬がおられます。

陸軍大将 福島安正の「其身正而天下帰之」の碑

「その身正しければ天下これに帰せん」

自分自身が正しければ、世の中はその人に従って動くだろうの意味

福島大将は、日露戦争では諜報活動を行い、馬賊を率いて戦ったそうです。

拝殿の注連縄が非常に大きいです。

蛤岩へは拝殿横の階段を登っていきます。少し登ると大きな岩が見えてきます。

蛤岩です。本当に大きい。

神社の由緒碑では「土地の人がこの岩上で蛤を広い、福徳長寿の幸を得たので蛤岩と名付けられた。」とあります。
また、巨岩の頂上には一つのくぼみがあって、四季を通じ常に霊水をたたえ、しかもこの水が干満と共に満ち引きする、とも。

姫路にも、こんな巨石があったのかと思いました。この大きさなので、お祭りされるのも当然と感じました。

更に蛤山を登ると高岳神社御旅所があります。御旅所には大きな石が置かれていました。

高丘神社も秋祭りが盛んで、本殿までの急な階段とこの御旅所までの坂道を屋台を担いで登るそうです。すごく楽しそうです。

蛤山から姫路城が見えます。なんといっても、蛤岩の迫力がすごい神社でした。