丹波恐竜の里をサイクリング

輪行で谷川駅まで移動

姫路から加古川まで新快速、そこから加古川線に乗り換え谷川駅まで輪行しました。

加古川から西脇市駅までは2両編成。西脇市駅から谷川駅までは1両だけのワンマンカー。
また、西脇市駅を超えると谷川駅までの間はイコカが使えません。どこで降りるか注意が必要です。
列車は混んでいることもなく、輪行も問題なくできました。

加古川から西脇市駅まで
西脇市駅から谷川駅まで

姫路から約2時間。停車した駅の数は21。
谷川駅に到着しました。

谷川駅には福知山線も走っていて、加古川線に比べると圧倒的に便数は多く、大阪方面へ行くには便利になっています。

谷川駅

さっそく、自転車を組立て、サイクリングの準備を完了。
今日はチータンの館と丹波竜の里を訪ねる予定です。
駅前のみどころマップでは、それ以外にもいろいろな名所があるようです。
気が向いたところへ寄り道しながらサイクリングしたいと思います。

みどころマップ

ちーたんの館

平成18年(2006)、丹波で初めての恐竜化石が発見されます。
その後調査が繰り返し行われ、18,000点以上の化石が確認されています。

ちーたんの館は丹波市の施設で化石の発掘、クリーニングをやっているということですが、なんといっても恐竜の骨格の展示がすごかった。
そんなに大きな施設でないのに、意外とたくさんの骨格展示があり、子供はもちろん、大人にとっても楽しいものでした。

丹波竜化石工房 ちーたんの館

「ちーたん」は丹波竜のマスコットキャラクター。
「ち」は地層、命、地球、大地の「ち」。「ー」は長く、永遠、未来。「たん」は丹波、誕生、まごころを表しているそうです。
体の模様は地層が表現されています。
特別住民票が交付されたそうです。

ちーたん

たくさんの恐竜骨格が展示されています。ティラノサウルスグループに属するタルボサウルスという強そうな恐竜もいます。

たくさんの恐竜
タルボサウルス

丹波竜は竜脚類という種類の恐竜で、新属新種の恐竜ということで、「タンバティタニス・アミキティアエ」という学名が付けられています。

竜脚類は首と尾が長い恐竜です。
丹波竜は全長が10数メートルで、竜脚類としては小さいそうです。
1億年前、丹波の地をここに展示されている恐竜たちが闊歩していたとは。

丹波竜

たくさんの恐竜を見たあとは、丹波竜発見地まで約10kmのサイクリング。
その途中に高座神社首切り地蔵慧日寺と寄り道しました。
こんなふうにブラブラ寄り道できるのがサイクリングのよいところだと感じます。

首切り地蔵
慧日寺

丹波竜発見地

丹波竜発見地は「丹波竜発見地展望広場」として整備されています。
実際の発見地は篠山川の川辺で丹波竜の絵が描かれています。
このあたりの篠山川はかなりの激流で、ここから少し上流は川代渓谷と名付けられた名勝地です。
丹波竜発見地は化石保護区域となっていて、残念ですが降りていくことはできませんでした。

丹波竜発見地展望広場
丹波竜発見地

丹波竜発見地のすぐ上は旧上久下村営上滝発電所記念館。
大正11年(1922)、旧上久下村が独自で建設、運営した発電所で、昭和18年(1943)に関西電力に売却され、昭和38年(1963)に廃止され現在は記念館となっています。
兵庫の近代化遺産に選ばれています。

旧上久下村営上滝発電所記念館

丹波竜の里公園

丹波竜発見地から5分ほどで丹波竜の里公園に到着。
恐竜広場には丹波竜のモニュメント。
大きい!
隣りにあるすべり台では子どもたちが遊んでいました。
楽しそうです。

丹波竜の里
丹波竜
恐竜広場

恐竜の化石は砂漠のようなところから出るものだと思っていました。
こんなに身近な所から恐竜化石が発見されたこと、骨格の展示が豊富で見応えがあったのは意外でした。