美ヶ原高原

広大な草原

美ヶ原高原に行ってきました。
快晴の日で非常にきれいでした。

この草原に「美しの塔」が建っています。
塔には詩人・尾崎喜八の「美ガ原溶岩台地」という詩が刻まれていました。

登りついて不意にひらけた眼前の風景に しばらくは世界の天井が抜けたかと思う。
やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら、この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ

標高2,000mにある美ヶ原の平坦で広大な草原が表現されています。
美しの塔の高さは6m。日本一大きな文学碑だそうです。

美しの塔

文学碑である美しの塔は、霧で視界が悪くなったときに鐘を鳴らしたり、避難する場所でもありました。
美しの塔の裏に回ると取っ手があり、この取っ手を引くと鐘がなる仕組みになっています。
その上にあるレリーフは山本俊一氏のお顔です。
山本俊一氏は山小屋を建設し、登山道を整備した美ヶ原の名を広めた功労者と言われています。

美しの塔の裏側

簡単なトレッキングということで牛伏山に登りました。
この辺りは牧場になっていますが、人間が通れる幅の柵がしてあります。

牛伏山の牛の像

牛伏山は標高1990mですが、高低差はあまりありません。
すぐに登っていけます。

山頂といっても目印になるものはなく、どこが山頂かはわかりませんでしたが、石が積まれたケルンがありました。
この辺が山頂なのでしょうか。

360度の展望です。
登山家だと、次はどの山に登ろうか?などと考えるのかも、と思いました。