姫路飾磨 浜の宮天満宮

浜の宮天満宮は秋祭りで有名な神社です。

ここの祭りは、屋台の台場差しがすごい。
台場差しは、まさに男の気迫と力を結集して屋台を持ち上げる技。
安政二年(1855)より伝承されていて、姫路市の無形民俗文化財に登録されています。

※台場差し
屋台を頭上高く持ち上げて静止。その間に屋台の泥台(台場)に24人の練り子が入り、「サイテバチョーサー」の掛け声とともに泥台の練り子だけで屋台を差し上げる技

屋台の重さは約 2t。これを24人で、しかも泥台(2m四方ぐらい)で持ち上げます。

浜の宮天満宮の御祭神は菅原道真公です。創建は正暦年間(990~994)と伝えられています。

鳥居の横にある石灯籠の屋根の形が面白い。

拝殿
絵馬殿

絵馬殿に飾られているのは絵馬ではなくて祭りの写真と屋台の伊達綱でした。

祭りの写真
屋台の伊達綱

地域性があって、こういうのもいいなと思いました。

境内に和泉式部が手植えをしたという「折居の松」があるという情報がネットにありましたが、見つけることはできませんでした。

その代わり、浜の宮天満宮から北へ200mほどの所に了覚寺というお寺の門に「和泉式部手植 折居の松跡」の碑が立っていました。

書写山円教寺の性空上人を訪ねていった和泉式部は飾磨にも来ていたのでしょうか。