桜の姫路城

桜が満開の4月。姫路城に登りました。天気は快晴。
観光客が続々と大手門に入っていってます。海外から来られた観光客も多そうです。

大手門に入っていく観光客

姫路城に登るのは久しぶりです。

三の丸広場から見る姫路城

桜を目当てに来ている人が多そうでした。

桜が満開

いよいよ姫路城に入っていきます。

姫路城に入っていく観光客

姫路城は大きい。
天守が立つ姫山の標高が46m。石垣の高さが15m。建物の高さは32m。合計すると93mになります。姫路城の周りには城を超える高さの建物はありません。絶対にそんなものを作ってはいけません。

やっぱり大きい

内部もすべて木造です。エレベータはありません。自分の足で上っていくしかないのです。
しかし、上り下りする階段の傾斜がかなりキツイ。5階から最上階への階段の角度は51度。家の階段は45度以下というので、姫路城の階段の角度が急なのがわかります。
城の内部は土足厳禁で、城に入るときに靴を脱いでナイロン袋に入れます。で、靴下で歩くことになるのです。長年、観光客が靴下の布で拭き清めてきたおかげで、階段、床はツルツル。靴下なのでグリップ力もなく、滑りそうで怖い。
特に下りるときは手すりを持たないと危ないです。

上りと下りは別の階段を使う

最上階には刑部神社があります。ご祭神は刑部大神と富姫神です。姫路城ができる以前、姫山に刑部神社があり、姫路城を作るときに移転させられたそうです。
姫路城が完成してまもなく、姫路藩主・池田輝政公のもとに刑部大神から「来年2月1日には姫路城の東北隅から侵入する計画だ。 それを逃れようとするなら城の鬼門に八天神を祀れ」という手紙が届きます。妙に具体的な計画を教えて下さいました。
そこで、城内北東部に八天堂を作ったのですが、輝政公は急死。それだけではなく輝政夫人、息子の利隆、忠継、さらに家中の重臣30人が亡くなったという記録が残っているそうです。恐ろしい神様です。 
刑部大神と富姫神をあわせて刑部姫で、年に一度、姫路城主は一人で刑部姫と会って、刑部姫から城の運命を聞かされるという伝説があり、刑部姫は姫路城の守り神ともされています。

最上階の刑部神社

最上階からは城内の桜がきれいでした。

最上階から見る城内の桜

姫路城のヒロイン千姫。西の丸、百間廊下の一室におられました。

なんとなくちょっと怖い

もう一人ヒロイン、たぶん姫路No.1のヒロインお菊さんの舞台、お菊井戸。
みんな井戸の底を覗いてました。

お菊井戸 みんな覗き込んでいる

姫路城に関しては、城を作った池田輝政の名は出てきますが、それ以外には男性の名前はパッとは出てきません。
それに対して女性は3人、お菊さん、刑部姫、千姫。
なんとなく、戦のなかった平和な姫路城らしいと思います。

本当に桜がきれいな一日でした。