姫路飾東 春日神社

玉丘古墳に行く途中、春日神社(姫路市飾東町)に立ち寄りました。
飾東町(八重畑)出身の岡本倶伎羅(くきら)という歌人の碑があったり、思わぬ発見がありました。

御祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天津屋根命(あまつこやねのみこと)です。
創建時期については、詳しいことはわかっていません。

石段を上がると拝殿があります。
拝殿内には多くの絵馬が奉納されていました。

明治に奉納された戦捷記念の絵馬
明治に奉納された絵馬

右側の絵馬は一人の武将が馬に乗っていて、その周りに薙刀を持った女性たちがいます。有名な場面なんだと思いますが、わかりません。昔の人はこの絵を見たら、どういう物語かわかったのでしょうか。そういう教養を身に着けたいと思いました。

境内に岡本倶伎羅(くきら)という歌人の歌碑がありました。
まったく知らない人だったので、調べてみると以下のことがわかりました。

岡本倶伎羅  本名 岡本常増
姫路市出身の歌人。
明治 10 年八重畑に生まれる。
旧制京都中学校卒業後、外科医として勤務。
神戸病院須磨保養所時代に結核で療養中の正岡子規の影響を受ける。
明治36年、伊藤左千夫主催の馬酔木に短歌を発表。
翌年、結核で喀血。
ホトトギスの異名 倶伎羅 に号を改め、作品を次々に発表。
明治 40 年 30 歳で他界。

たまたま立ち寄った神社で、全く知らなかったことに巡り合うことができました。
知らないことがいっぱいあり、それを発見するのは楽しいです。